SA(アライナー)の作り方

SA(アライナー)の作り方

主訴

下顎抜歯症例の女性

右下5~6間にわずかなスペースができて食片圧入が気になっている。

今回はセットアップ模型で5~6間のスペースを閉じた状態でクリアリテーナーを制作します

 

5~6間で分割する予定なので5・6・7にマーカーとなる線を引く

舌側にも

頬舌方向ののズレを確認できるように遠心にも線を引く

分割しない5と分割される側の6の辺縁隆線にも線を引いておくと頬舌的なズレを確認できる

シャープペンシルなので作業中に消えたり模型が汚れたりしないようにマニキュアでコーティングする

石膏用ノコで分割する

分割中・・・・・

分割完了

分割したままだと近心の歯肉部分が邪魔になるので

石膏用バーにて斜めに削合する

移動後の状態で元の模型と合わせる。この時あらかじめ引いておいたマーカーのズレで移動量を計測する。およそ0.4mmが限界

舌側も確認

遠心。今回は頬舌方向の移動はないためマーカーがずれていないかを確認する

近心。5と6との頬舌方向のズレがないか確認する

削合してできたスペースはパラフィンワックスで埋める

頬側

パラフィンワックスは熱に弱いので表面をガムダムにてコーティングする

光照射

模型周りをトリミングしてセットアップ模型の完成

マウスピースに用いるシートは

オーラルケアのプラスチックシート・タイプC 040”

オーラルケアのプラスチックシートには

タイプA

タイプC

ACE

の3種類があるが、タイプCが硬さ、弾力の面でおすすめ

このくらいヒートしたらバキュームする

バキューム後、冷水にて十分に急冷させた後、切り抜いて完成!

 

SA(アライナー)の使い方

歯が動ききるまで(SAがきつくない状態になるまで)は1日20時間使用してもらう

食事・歯磨き以外使用する

移動量が大きい場合は2つめのSA作製に取りかかる

予定通り歯が動いた後は保定のため1日10時間使用してもらう

睡眠時間プラスαくらいの使用でOK

歯の移動後、咬合状態をチェックする

早期接触などあれば咬合調整を行う

6ヶ月ほど使用して問題なさそうなら終了とする

SAのメンテナンスの方法は→こちらを参考に